ジムリイ(エブリイ)のキャンピングカスタム!一言で言うなら、電気系フルカスタム、もちろん全面デッドニングも!

同じ車両でも、お客様一人ひとりが似ているようで全く異なる車、キャンピングカー。

もちろんすでにキャンピングカーとして販売されている車の場合は、そこまで変わりません。

しかし、普通の車をオーナーの考える

旅、遊び、車中泊などに沿って作り上げるのなら。

仕上がる形は正に千差万別です。

今回のオーナー様の作業コンセプトは

電気自転車の充電もできる、サブバッテリー室内埋め込みの電機特化型エブリィ

今回も超重量級。

車両はジムリィ。

前回も綿密な打ち合わせでたくさんカスタムさせていただきましたが、

今回がいよいよ本番!前回のカスタムから半年、良いところも悪いところも見えてきた今こそ。

本腰入れて。オーナーのためだけの車に仕上げましょう!!

作業内容はこちら。

車両全面デッドニング

USB充電口を前に3つ以上、後席は最低4つ

前と荷室に、冷蔵庫や家電、ポータブル電源充電用にシガーソケット追加

家電、電気自転車の充電用に左右にコンセント増設

インバーター埋め込み

サブバッテリー埋め込み

サブバッテリー使用の上でのブロアモーター使用、ベンチレーター機能の追加

外部電源使用時に自動でサブバッテリーに充電。

前回の作業はこちら↓

https://www.imao-dk.com/wp/example/ジムリィ(エブリィ)のカスタム第一歩!海外製/

まずはここから、内装剥がし。
天井、相変わらずスカスカ。

とにもかくにも、内装とシートを降ろさなくては、始まりません。

あとに続く配線の検討、埋め込みの場所などなど

考えることは本当に山積み。

考えることは、考えつつ。

最初に手をかけるのはデッドニング。

デッドニングしながら、配線の通し方を検討するのがセオリー。

もちろん左右ドア。

基本的には二重の施工。

本当はデッドニング剤とデッドニング剤の間に断熱材を仕込みたいんですが

パワーウインドウに巻き込まれてしまいますので。

パンッパンの弁当箱や!

もちろん左右スライドドアも施工します。

ちなみにこのデッドニングで、閉める際に力は必要ございません。

慣性の法則ってやつですよ。

開ける時はその分重いですがね。

天井も全面施工。

こいつが効果あるんですよね〜

ちょっと疲れましたので、考えておいた埋め込み計画、始動。

いつもはここにFFヒーターを入れるのですが、ヒーターを取り付けると

半強制的にインバーターは容量小さめで埋め込みすることになります。

今回の取り付けのコンセプトは

電気自転車の充電もできる、サブバッテリー室内埋め込みの電機特化型エブリィ

FFヒーターは諦め、容量の大きいインバーターを埋め込みます。

これがとんでもなく難易度高かった。

エアーマンくらい難易度高いです。

エアーマン:言わずとしれた理不尽の極み。ゲームロックマンのボスキャラ。

パンッパンの弁当箱や!(2回目)

とにかく鉄板むき出しの部分は、全てデッドニングします。

少しでも空間があれば、断熱材を入れ込みます。

各種制御スイッチ、シガーソケットの位置も決定したので

埋め込みと配線作業。

FFヒーターほど、派手な作業ではないですが

電装品、スイッチ、差込口が多くなればなるほど。

配線作業は複雑で、難解なものになっていきます。

今回のオーナー様のご要望の一つ。

それはUSBの差込口の追加。

その中でも非常に悩んだのが、Bピラー付近へのUSBソケットの増設。

ハイエースなどはセンターコンソールに取り付けることで後席でも

不便なくUSBを使用できますが、エブリィなどはどうしてもそのスペースがない。

そこで、Bピラーに埋め込みしました。

USBの配線を埋め込み。

最後に電気配線を裏でまとめます。

いや、もうヒューズ、リレー、ヒューズ、リレー、

配線材も全く足らないレベルでした。

はい、というわけで完成です。

ご覧の通り。完全に埋め込みできましたね。

お客様にとっては、本当に取り付けしたのか疑わしいレベルで。

スイッチパネル、我ながらいい位置に配置できたものです。

シガーが純正含めて3つ。コンセントは当然、インバーター直結です。

インバータースイッチON。
コンセントを挿せば。

インバーターの容量は1500W。

十分に、電気自転車の充電が可能な容量です。

センスあふれる手書き文字。なぜ緑。

ブロアモーターは、そのまま。スイッチを入れると

車両のブロアモーターに電源が入ります。

実際に冷えた風が出るわけではございませんが、それでも換気扇として使用するなら

充分以上。

非常に使い勝手が良いので、おすすめのオプションです。

他にも、3番はBピラーUSBへの電源供給。

2番はおなじみパワーウインドウへの電源供給。

フロントにもスイッチがございます。

このスイッチはフロントのUSB周りへの電源供給。

もちろんエンジンを掛ければ自動で電源供給されますが

エンジンを切ってもフロントで充電ができるように。

これだけ電源があれば、充電する場所がないとは言わせませんよ。

もちろん、走行充電器と外部充電器を取り付けておりますので

充電の面でも、ほとんど不安はございません。

さぁ!これで存分に遊ぶ準備ができました!!

なお、気になるデッドニングの効果ですが

お客様によると、外の音、エンジン音が明らかに小さくなったとのこと。

オーディオの音も今までより小さくしても聞こえるとのことでございました!!

こうなってきますと、、、

一度試乗してみたい。

この気持ちが次のデッドニングのときの試乗に繋がります。

その感想はまた後ほど。

ご依頼、ありがとうございました〜。

よかったらシェアしてね!
目次