中古で購入したキャンピングカーハイエースを大改造!あと20年は乗れる。リチウムバッテリーと12Vエアコン編

前回に引き続き、今回はエアコン取付にうつります。

12Vエアコンの取り付けブログは他でもあげていますが

今回は。

12Vエアコン取付における注意点も交えながら、執筆しようと思います。

お楽しみに。

目次

打合せの質が、作業の質につながる。

前回はサテライトスピーカー筆頭にこまごまとした作業を仕上げました。

夏場も車中泊ができるようにクーラーが欲しい
お客様

すでにヒーターはついてるけど、夏も旅したい。12Vエアコン、よろしく。

この車格なら、横長12Vエアコン搭載可能ですね!

古くなったバッテリーを交換したい、メーターも欲しい
お客様

もうサブバッテリーは交換時期みたい。エアコンに適したバッテリーが欲しい。それとメーターも。

エアコンを動かす、そしてメーターも欲しい=SOKバッテリー

上記の質疑応答は随分と省略してあります。

せっかくですので、代表的な質問を列挙してみます。

12Vエアコン取付には電源が必要ですので、質問は電源についての質問も含むことになります。

質問、質問、質問。

How to Think About 12v air conditioner?

何時間ほど使用する予定ですか?

基本中の基本です。バッテリーの総量を考えるのに役立ちます。

移動することが多いですか、停泊することが多いですか?

走行充電器に比重を置くのか、場合によってはソーラー充電か。これもバッテリーの総量にかかわります。

日中ですか?夜間ですか?

12Vエアコン、夏の日差しをねじ伏せるパワーはありません。最低でも日陰に入っていただく必要があります。

家電と同時に使用する予定はありますか?

家電を一切使用しないお客様なら、総量を減らすことも可。

普段はどのように就寝していますか?

エアコンの場所を決定するために必要です。風の巡りも含めて、冷えを体感しやすい場所を考えます。

ペットは飼っていますか、毛は抜けますか?

めっちゃ重要。ワンちゃん、猫ちゃんに風が当たりすぎるのもダメ。当たらないのもダメ。そしてエアコンの天敵は「毛」です。

など。

代表的な質問を列挙しましたが、基本的に当社では、この質問に明確に答えていただくことを推奨しております。

いや、そんな強面で聞くわけではありませんが、答えては欲しいです。

安い買い物ではないので、失敗は小さくしたい。

使えるところは使う、電源システム

リチウムイオンバッテリー

こちらのお客様はリチウムイオンバッテリーで決定。

使用時間は8~12時間、家具との同時使用アリ、予算も余裕がある。

この条件なら、リチウムがベストの選択肢になることが多くなります。

リチウム化に伴い以下の改善点も同時に浮上、作業となります。

  • そもそもリチウムバッテリーが入らない
  • 走行充電器の交換が必要
  • インバーターを代表として各電装システムの位置替え

外部充電器は、リチウム非対応というわけではありませんでしたので、費用節約もかねて様子見。

パワータイトのインバーターはおっきいな~、これだけは工夫も何も、大きく位置をずらすしかない。

エアコン取付

検討に始まり、検討に終わる。

電源システムの改善が完了したら、いよいよエアコン取付に参ります。

ストレッチしてるみたいですが、検討中らしいです。

なぜこの体勢で検討しているのかは、真剣に謎。普通に外から見たらいいだけでは。

横長エアコンのすばらしさ

横長エアコンはBOXタイプに比べて大きく、重い。

その分取付位置はシビアに決めないと、走行中に外れる、がたつきが出るなどが懸念されます。

最近気づいたのですが、この横長エアコン。

風量の自動調整だけではなく。

「冷えの強さ」も室温に応じて変更して、省電力を実現しているようです。

機能として知ってはいましたが

大陸製は説明書がない、もしくはグー〇ル翻訳された英語なので、信用はしていませんでした。

暑くなってきた最近、ようやくこの機能を実感した次第。

12Vエアコンver横長
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 自動風量制御(オートモード)あり。省電力。
  • タイマー機能
  • スイング機能
  • 冷えの強さを自動で変更して省電力を実現
  • 見た目!!!
デメリット
  • 構造上、重い
  • 横に長い

問題点はいつもある。

取付にあたり、二点ほど問題浮上。

まずは画面左の開閉窓。

開けないことはないのですが、取り付け前に比べて開閉に手間がかかるでしょう。

加えて、画面右下の可動式シート。

このシートがエアコンの配管を妨げるように稼働します。邪魔です。

というわけなんですよ。どうしましょう。

お客様

エアコンあれば、窓も開けないと思うし、その稼働するシートは特に使わないから。良いと思う。

助かった。

なお、あくまで表面的な問題が解決しただけです。

取り付け場所の強度が絶対必要。水平も取らなきゃいけない。見た目もきれいじゃないと納得できない・・・

開閉窓についていた網戸だけ、移設しておきましょう。

エアコンを取付けた後だと、取り外しがほぼ不可能なので、気づいていなかったら終わりでした。

取付作業

室外機の取り付けは、全車共通でしょ。

と思っているそこのあなた。

甘いです。

FFヒーター、ヒッチメンバー、謎の室外配管に、電気配線が通っていたり・・・

下回りが綺麗なキャンピングカーはたぶん、ない。

却下の理由は、見た目が綺麗じゃないから。

ブラケットの試作は続くよ、どこまでも。

この固定ブラケットは失敗作。

水平がとれてないし、なんか見た目も微妙。

お、おのれ。

完成

やればできる人です。

エアコン上部の固定部も隠してほしかったですが、内装も劣化しているため、剝がしてまでは作業せず。

これにて作業完成となります。

中古のキャンピングカーですが、ここまでカスタムすると、電装面に当時の面影は全くありません。

これから本当に20年使えるかは、車自体の耐久性もあるので難しいところもあると思います。

でも、できるだけ長く楽しんでほしい。もしも手放すことがあっても、次のオーナーが当社に

来ることがあったら・・・なんて妄想してみたり。夢がありますね!

最後に。

お客様

車検、大丈夫かな・・・

取付施工中に、車検の問題が浮上。

着座シートの真上に取り付ける場合は、乗車定員を減らす必要があるかもしれない。

今まで一度も車検に引っかかったことはありませんでしたが、今回初めて。問題となりました。

結局乗車定員を二人削って事なきを得ましたが、これを教訓に考えていかないといけませんね。

ただ、車検に関しては県ごとに対応が違うため、一概には言えませんのでご注意を。

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