キャラバンのエアコン修理！ガス漏れ箇所は室内エバポレーター。たった一つの部品を交換するために100以上の脱着が必要。

何の気なしに、atuiとグーグルで検索したら、トップ結果に

30人くらいのこんがり焼けたサングラス老若男女が楽しそうにしている集合写真が出てきました。

グーグルのアルゴリズムはいったいどうなっているんでしょう？？

お車はNV350キャラバン。

残念ですが、事実です。キャラバンのエアコンは、弱い。弱いのです。

どうしても壊れやすいと感じます。しかも、それなのに。

とっても修理が難しい。

今回の交換部品は、一つ。

エバポレーター。室内ユニット内に鎮座するエバポレーターです。

それでは修理を始めます。

先ほども書きましたが、交換部品は一つです。

その部品たった一つを交換するために、キャラバンは大量の部品脱着が必要です。

細かい部品、ネジやらクリップやらも数えるなら100個でも足りないでしょう。

ご覧あれ。

まずはバンパーを外して、ラジエーターも外していきます。

おいおい、作業は室内じゃないのかよ。

違うんですよ・・・

キャラバン以外の大多数のクルマは、室内だけの作業で完了します。

これが室内の作業です。

室内だけ、と言いましたが、ダッシュボード脱着、ハンドル脱着、ナビ脱着、メーター脱着、シフト脱着・・・

書き出したらキリがない。

ほとんどのクルマは、この一連の作業でエアコンユニットが取り出せるのです。

しかし、キャラバンは室内だけでは終わらない。

バンパー外してヘッドライト外してフォグライトも外してラジエーターも外してコンデンサーファンも外して・・・

室内ユニットの端がこのバンパー側にあるのです。

バンパー側からアクセスしなければ、抜けないのです。

嫌がらせかな。

ここから、室内のエアコンユニットに繋がっていきます。

もう設計ミスでしょう。

これがエアコンユニット。

大変な思いをした分だけ、たどり着いた喜びもひとしお。

ここまで外して初めて、エバポレーターと対面できるのです。

一言でいうなれば、汚い。

エバポレーターのつまりに加えて、ガス漏れ、オイル漏れでぐずぐずの状態。

これだけ苦労して外したのに、さほど漏れていない、汚れていないと・・・

辛いですよ、精神的に。

今回は、損傷激しく、一発修理で完了となりました。

それではすべての部品を元通りにします。

バンパーヘッドライトフォグライトコンデンサーラジエーターステアリングナビシフトダッシュボード・・・