使い方が変わってきたキャンピングカーの電源システムを一挙リチウム仕様にブラッシュアップ!ただしその必要性は一緒に考えましょう。

技術の革新よりも、情報の伝達のほうが早い昨今。この言い方、語弊あるかな・・・

でも本当に、昨日新しい商品だったものが気づけば当たり前に普及していて、なんだったらもう古くなっている最近。と思ってたら、古いものが見直されて新しいものと比較される最近。

商いにおける正しさはどちらなのか、ふと考えることもありますが、やっぱりお客様の求めることにできる限り応えて。その中に正しさを見つけていければな、と思う最近です。

今回のお車は、キャンピングカーでございます。

年季の入ったキャンピングカーでございますが、そもそもキャンピングカーはポンポン変わるものではなく、オーナーと人生をゆっくり過ごすほうが主流、だと思います。(ですよね?)

寝泊まりする家具部分は、古くとも味になりますが、電源システムはやはり時代によって新しくしたほうが利便性が高まります。

あ、でも最近はレトロ家電も流行ってるらしいですね。うむぅ、古いのも、ありか・・・

ということで今回は、サブバッテリーシステムを一新します。

鉛サブバッテリーシステムから、リチウムバッテリーシステムへ。

今尾電機ではサブバッテリーシステムを一新する場合に、以下の検討をすることが多いです。

一新する必要はあるのか

こんな質問されたら、面倒かもしれないですね。よく考えたら。

でもしちゃいます。ごめんなさい。

というのも、よくよく聞いてみると、実は単純にバッテリーシステムが壊れていたり。診断したら新規より修理のほうが望ましかったことも。

例:家電や電気がほとんど使えない→充電システムが壊れていた

この質問の回答によって、次の質問の回答も変わってきます。

鉛バッテリーかリチウムバッテリーか、またその容量は。

予算は置いておいて、電力量が足りない時に、どの程度足りないのか。

その回答によって、決まりますね。

リチウムバッテリーが主流だから、リチウムバッテリーというのは勿体ない気がしています。

あと、たぶんリチウムバッテリーは別に主流ではないです。

新しいバッテリーシステムが入る場所はあるのか。ないのか。

ないからといって、諦めるわけではない今尾電機なんですが。

とにかく、それらのシステムを構築する場所があるのかは非常に重要になってきます。

今回のケースに先ほどの質問を当てはめてみます。

一新する必要はあるのか

鉛バッテリーシステムで構築されていたものの、今後12Vクーラーを取付ける予定もあり、大電力の使用を見込みます。

鉛バッテリーかリチウムバッテリーか、またその容量は。

12Vクーラーを見据えてはいるものの、まだどれほど使用するかはわからず。

しかし、余裕を持ったバッテリーシステム&将来性も見越して。

ということでしたので、400Ahリチウムサブバッテリーを見据えた200Ahリチウムサブバッテリーシステムです。

よって

  • 200Ah鉛バッテリー→200Ahリチウムバッテリー
  • 充電リレー→60Ah走行充電器
  • 鉛外部充電器→40Ah外部充電器
  • 1800Wインバーター

以上四点を作業内容の主軸に置きます。

新しいバッテリーシステムが入る場所はあるのか。ないのか。

旧バッテリーシステムの場所が広大だったこともあり、結構余裕あり。

ただし400Ahの際には工夫が必要になるため、余裕を持った取付のほうがベター。

長くなっちゃいましたが、やっぱりひとそれぞれ、内容は違います。

一台一台、全部違います!!ってほどでもないんですが、少なくとも組み合わせる内容、そしてそれらがオーナーの要望を、どう満たすかは違うと思いますね。

旧バッテリーシステムの方々。

お疲れさまでした。

気のせいか、くたびれた印象を受けます。

お、私がきのこ充電器と呼んでいる、丸いリレーありますね。

この充電器、ほとんどの場合廃棄されます。活用の方法、ないんだよな~

この写真、二回目の登場ですが・・・

ほぼ、この構図のみなんです。作業中の写真が。

強いて言うなら、毎日靴下の色は違います。あかん、ほんまどうでもいい情報。

増設をお願いされた、100Vコンセントを取付て。

配線を整理すれば・・・

完成です。

うむぅ・・・地味な写真ですね。

配線作業って地味~な作業です。

コンセントもあくまでシンプルにまとめ。

これから、他の場所にもほしくなるかもしれませんが、今回はここで。

あと。

既設の電子レンジも新しいインバーターで駆動。OK。

電気システムはキャンピングカーの第二の心臓。

交換もよ~く考えて、無駄のないシステムをつくりたいですね~

ご依頼、ありがとうございました。

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