皆様、お世話になっております。今朝天気予報を見ましたら、ついに。
最高気温が20度を切る日が現れました。それではみなさん、聞いてください。
「夏の終わり」・・・いや、長かった。永久に感じた夏でございました。
なお、個人的に同曲がめっちゃくちゃ好きです。私の夏ソング第一位は、これ。

今回の車両は、ってあれ。
もう作業始まってますね。この写真だけで、車両名が分かる人、いらっしゃいますか?私はわかりません。
車はBMWの1シリーズとなっております。
取付部品は、BSM。なんだかナウな言葉ですよね。ビーエスエム。
正式名称はブラインドスポットモニター(長い)。詳細を文章で書くと、別のブログになってしまいますから、単純に言いますと。
ウインカー出したときに、近くに車がいると警報する機能です。いや、ちょっとはしょりすぎか。
とりあえずサブロク様のHPリンクを貼っておきます。
ただ一つだけ言わせてください。
BMWにBSM取付。
ぷぷっ。なんかダジャレっぽい。
はぁ、なんか疲れてますかね、私。

つまり車両全域にわたる作業のため、相応の技術力が求められます。
特に、車両はBMWですから、難易度もなかなか高い。

本当にセンサー入るんかな・・・
めっちゃ不安でしたが、不思議なことに日本車よりもスペースが広く取付しやすい点もございます。
なんやねん。ツンデレか。

バンパー付近にセンサーを取付けましたら、その配線を運転席までもっていって、結線作業。
サブロク様定番のミラー埋込型を考えておりましたが、BMWはドアとボディの接合部がカプラー方式。
カプラー部分をほどいて取付けることも可能といえば可能でございますが、リスクが高いと判断します。

ポルシェの際にも使った埋込タイプのセンサー表示部を使おうと思います。

こんな感じかな?
わかりにくいな。


お客様に判断を求めて、取付けていきます。
幸い、綺麗に穴あけできそうで、奥行きもあるパネルでしたので助かりました。

なお、このセンサーの表示部をどの高さに取付けるかは、作業者と論争になります。
毎回論争。
もうちょっと上が見やすい、いや下のほうが。そもそも私のほうが座高が高いから視点も違う云々。

ほとんどの取付が終了しました。作動点検。
でも、この文章を書いているだけでも、怖くなってくるくらいリスクが高いので、高速運転はしません。
もしオーナーだとしても、そういう実験は行わないでくださいね。危ないですから。
じゃあ、どうやって作動点検をするのか。色々考えた結果がこれ。

ウインカー出したよー、はいどーぞ

おっけー、いくよ!!!


そしてこれは……おまえたちを始末するための能力ではないし(ry
なんやねんこの写真。と思ったお客様。
お客様の感覚は正しい。私もなにしてんのかな、と思いますが。
難しい言い方しても仕方ないのですが、BSMの作動条件は自車と対象物Aとの速度差の違いを検出するもの。
つまり停車したBMWに対し、猛ダッシュする私(対象物A)なら、BSMが作動する条件をうまく作り出すことができるというわけです。
ほんまかいな、というお客様。
お客様の感覚は正しい。私もこれで良いのかな、と思いながら走り抜けるのですが。

おっけー、反応した。次、右ー。
あれ、反応しないな。
もう一回ー。
あれ、おかしいなー。
もっと速く走ってみて。
お、音はなった。表示部見てなかったわ。
もう一回。さっきの速さで。

わ、わざとやっとんじゃないやろな・・・・・・・ゼェゼェ

取付完了しました。

先ほどのダッシュで点検するやり方、もちろんですが今尾電機が勝手にしていることです。
BSMに限りませんが、工場内での点検が条件的に厳しい部品は他にもたくさんあります。
できる限り(それがダッシュなのかは置いておいて)の点検をしたうえで、作動条件をお客様に説明。実際にご使用いただいているうえで、お客様に最終点検を委ねることになります。
本当にちゃんと点検してから渡したいのですが、毎回お願いしております。
後付け部品もどんどん高度になってきましたね。
今尾電機にお任せください!!と声高に言うのも苦しくなってきましたが、できる限りで。頑張っていこうと思います。
それではご依頼、ありがとうございました。
次のBSM取付の際にはクラウチングスタートができるようにしておこうと考えています。