240ボルボにエビアイサイドミラーとデジタルインナーミラー、リアカメラ、ポータブルナビを取付!旧車でも、検討を密にすれば、ここまでできる。

皆様、お世話になっております。今週はブログ強化週間とスケジュール帳に

張り切って記入しました。溜まりに溜まった重量級作業を大放出や。

目次

240ボルボの視界を完全に改善するのがテーマ

今回のお車は、車業界に燦然と輝く名車、240ボルボ。ワゴンです。

よく雑誌にはカメラマンや美容師さんに人気だった。という風に書かれていますよね。

私世代からすると、特にそういった印象はなく、シンプルにオシャレ。

それで今回なんですが、テーマは視界の改善をお願いしたい。

なるほど~、後方視界ですか?それなら定番のデジタルインn・・・

いや、もっと抜本的に!!

  • 後方視界改善のためにリアカメラの取り付け
  • 後方視界改善のためのデジタルインナーミラー取付
  • サイドミラーの視界改善のために左右サイドカメラ
  • ポータブルナビも欲しい。

いや~、今回もやばそう。( ^^) _旦~~

旧車ゆえの課題と不安点

今回の作業ですが、以下の問題点、というか課題があります。

  • 旧車ゆえの部品のもろさ
  • 視界改善というテーマであるため、どれだけ改善したか、が成功の尺度

長きにわたる検討、スタートです。

(本気で一週間以上かかりました。お客様お付き合いいただいて、ありがとうございます。)

サイドカメラじゃなくて、サイドミラー

まずはサイドカメラから。

今回使用しますのは、こちらの商品。

エビアイサイドミラーS505
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 中々の画質!
  • 自動調光機能付きモニター
  • 視野角が広い
デメリット
  • モニターを絶対に二つ取り付ける必要があるところ

このカメラを室内に取り付けてほしい。

室内??

室外じゃないんですか、サイドミラーなんですから・・・

いやいや、それじゃサイドミラーじゃなくてサイドカメラになるでしょ。

あくまでもサイドミラーとして使用したいわけ!

ど、どういうこと?

まぁとりあえず位置合わせしてみましょうよ。

モニターを仮付けして視界点検。

あ~、なるほど。この視界ね。

???

HEY、おやじ、頭、固くなってるZO。

こちら、純正(社外品だけど)サイドミラーの視界。

これだけで見ると、何にもないように見えてます。

しかし、横を見ると・・・

超至近距離に、おやじの姿が・・・

え?ここ、見えてないの。あぶなっ

そこで、サイドミラー、エビアイの視界を見てみると・・・

見えてる・・・だと・・・

さすがはお客様です。観点が違いますね。

では、次。後方視界。

カメラ二つ分の検討が必要な後方視界。

二つのカメラで違う役割

サイドミラー一つ分の検討で済む、左右とは違い。

後方視界は双剣で対応する必要あり。

デジタルインナーミラーとリアカメラの二刀流です。

簡単に役割分けを説明しますと。

デジタルインナーミラー=直線後方の視界改善

リアカメラ=車両後方下部の視界改善

つまりは、デジタルインナーミラー純正ミラーで見えるはずの視界を確保することが目的。

リアカメラは逆に純正ミラーで見えるはずのない視界を確保することが目的。

いやいや、カメラは一個で充分でしょ。

おやじ、みてみよう。

インナーミラーとリアカメラの違いとは。

車両下に発泡スチロールを置いてみました。

それ、俺の靴?

デジタルインナーミラーの視界を見てみましょう。

車両下にあるはずの発泡スチロール、全く見えてませんよね。

いや、デジタルインナーミラーのリバース機能を使えば、見えるのでは。

一部デジタルインナーミラーには、リバースギア連動で視点を切り替えるものがあります。

では、切り替えてみましょう。

ほら、見えて・・・あ、俺の靴見えてない。

そう。デジタルインナーミラーでは見えない部分があるんですね。

だからこその役割分担。

デジタルインナーミラーは純正ミラーで見えるはずの視界を確保することが目的。

リアカメラは逆に純正ミラーで見えるはずのない視界を確保することが目的。

では、少し状況を変えて、さらに追及してみます。

良い検討は、しつこさから生じる。

インナーミラーのカメラをこの辺りに取り付けてっと・・・

デジタルインナーミラーの視界

こちら。デジタルインナーミラーの視界です。

なんにもないように見えますよね。

それではリアカメラの視界はどうか。

リアカメラはこの辺りにして・・・

なんか、このカメラダサくない?”(-“”-)”ブツブツ…

いや、まだ実験だから。わかったから。

リバースギア入れてみましょう。

リアカメラの視界

実際には、私たちの足、それにたくさんの部品が転がっていたんですね。

だからこそのカメラ二刀流です。

わかった?おやじ。

カメラがダサい。

まぁ一応お客様にも提案してみるけど、予算ってものg・・・

あっ!その小さいほうが良い感じですね。是非それで。

( ^)o(^ )デスヨネ~

検討終わり!取付開始や。

インナーミラーのカメラ、この辺りに取り付けたいけど・・・

穴あけ加工は避けたいし、かといってカメラの視界がブレるのも嫌。

どうするか・・・

ようやく、俺の出番か。

ベテランの知恵、磁石作戦

なにしてるんでしょうか・・・

付いてる。やっぱ穴あけ?

いや、磁石。磁石で取り付けた。

???

HAHAHA、頭固いんじゃないか。

これは、たしか昔のGPSアンテナ。

そう、こいつに使われていた磁石を分解した。

そうか、ボルボはルーフ材も薄いし、鉄板の露出も多い。

そう、だから磁石で固定した。そうすれば、穴あけもいらんし、ルーフも傷つかない。

おやじ、あんた、天才か。\(^o^)/

ダサかったリアカメラもきれいに取り付けて・・・

お次はエビアイの左右モニターの位置。

見た目が肝のミラーモニター

このあたり?

う~ん・・・

う~ん・・・微妙(笑)

でも、平面もないし、モニターなんだから、こんな位置じゃないの・・・

いや、おやじ、それは頭が固い。

あっ、そういえばさっきのレクサス。

こちらはレクサスの電子サイドミラー。

レクサスが考えた最適な場所のはず。

そうそう!こういう感じ!

ですって、おやじ。

頑張りますね・・・(ヽ”ω`)ゲッソリ

ポータブルナビも取付。BOX加工で。

若干忘れ去られていましたが、今回はボルボ純正の小物入れを加工して

ポータブルナビを取り付けます。

入らぬ。

ふぁいと。(無慈悲)

それじゃあ仕上げ!よろしく!

完成!残すは動作最終確認のみ!

おお~。

さすがに四つのモニターは壮観ですね。

そしたら、動作確認しましょう。

動作確認という名目の視界確認

後方を確認してみます。

う~む・・・よく見えない(笑)

現在のミラーモニターの視界です。

直線後方には何もないようですね。

画面右端に車体が見えます。なんでしょうか?

純正サイドミラーで確認してみます。

う~ん。

こちらもよくわかりませんね。

サイドミラーモニターで確認してみます。

迫力のNBOX。白い車体はNBOXの端。

想像の四倍くらい近いです。

運転席から見た距離感。

モニターよりは離れて感じますが、運転している状況ならこの角度を振り返るのは危険。

ミラーモニターやるじゃないか。

左はどうでしょう。

デジタルインナーミラーでも、特に何もありませんでしたし

純正サイドミラーでも何もないように見えます。

仮に運転中なら、左に車線変更しても問題ない。

そんな判断になるんでしょうね。

しかし、ミラーモニターを見るとそこには作業者。

こっわ。

画質良いですね、もしかして録画か。

と、三文芝居をうちながら確認。

当然、います。集中してますね。

もしカメラがなければ、轢いている可能性すらあります。

最後はリバースギアに入れます。

はい、何も置いていませんね!

これで安心してバックができると。長くなりましたが、そういうことです。

作業完了ですね。

リアカメラも、インナーミラーのカメラも目立ってない、いやどこにあるかわからんでしょう。

ほ~、良い取付。

デジタルインナーミラー、本当に綺麗に取り付けられましたね。

磁石作戦、ほんと良い作戦。

毎度のことでお恥ずかしい限りですが、今回もお客様の全面的な協力、お付き合いがあったからこその作業完成。

LINEで私のしつこい写真、質問、電話に対応いただいたからこそ、できた作業です。

文中、何度も出てきたように私たちも頭が固い(笑)

勉強不足を痛感した作業でございました、ご依頼、ありがとうございました。

良い勉強になりました。

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