タウンエースベースのDテントむしに後付12Vクーラー取付!少しでも広くなるよう計算された車両への後付けは困難を極めるのです。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。ニュースで大雨警報が流れるこの頃ですが

不思議と鈴鹿市は雨が降らず、降ってもちらつく程度。おかげさまでムシムシ暑さでございます。

今回のお車は、テントむしでございます。

お客様

テントムシにクーラーを後付けできますでしょうか。

てんとう虫???ザワザワ・・・

キャンピングカーって本当色々な名前がありますね。

知らない車名を聞くと、私の脳内データバンクが探し始めますが

テントムシ、フランス車、いや、そんなわけない。てんとう虫?

と社内で随分戸惑った思い出があります。

名前の話はともかく、このDテントむし。

タウンエースベースに、箱がついたタイプ。

たしかステージ21さんもこういった車種を作っていたような気がしますが。

このタイプはとにかく室内に隙間がないのが特徴。

室内機の取付にあたり、問題は二つ。

一つ目は、配管を逃がす場所がないほどに、ギリギリまで敷き詰められたベッドクッション。

本当に端の端まで、敷き詰めるのに力がいるほどのクッションが入っています。

そして二つ目は、そもそもこの箱が薄いこと。
下手にビスうちすると、外側にねじが露出する可能性がある。

悩む作業者(演技じゃないよ)

もちろん他にも室外機をどこに取付けるのか、配管をどう通すのか、などのメジャーな課題はあれど。

主要なのは

  • 室内のクッションを避けた配管処理問題
  • 室内機を取り付けるための外壁強度、厚さ問題

この二点でしょう。

もちろん過度な加工、ネジの露出はNG行為。

しかもどちらも失敗した場合のリカバリーが難しい・・・

こりゃ難しいな・・・

まずは室外機の施工から。

幸い室外機の取付自体は大きな問題はありませんでした。

問題は、やっぱりここ。

ビスをすこ~しずつ打ち込んでいきます。

内装に布が貼り付けてあって、実際はどういう面なのかが分からない。手で触って叩いて、丈夫な場所を探さないと。

どうしても配管が通らなかったため、クッションをほんの少し間引き。

何とか形になりました。

欲を言えば、シンクの裏に配管が通れば綺麗だったんだけど、あと数センチ薄ければ・・・

今では純正で12Vクーラーが取り付けることが可能なのだそうです。

架装前の作業なら、もっときれいに取り付けられるだろうなぁ・・・

と悔しさなのか虚しさなのか、判断しづらい言葉を残した作業者でした。

ご依頼、ありがとうございました~

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