ハイエースセレンゲティに後付アラウンドカメラ取付!取り付け場所、設定は本当に一台一台異なるんです

皆様お世話になっております。

来週は暑さが和らぐらしいですよ!!やったー!

この三日間くらいは、平常時の混み具合+エアコン修理で工場の中が歩けないくらいでしたが、これで少しは余裕ができそうです。

今回の車両はハイエース、セレンゲティ

取付部品は、そう、アラウンドカメラでございます。

このところ、何台も取り付けており、随分慣れてはきましたが、作業の流れや部品としての傾向に慣れはあっても

キャンピングカーに取付けるアラウンドカメラは、いつだって大変です。

中身、家具の仕様も異なるため、一台一台配線方法も異なるのは当然。形状は同じでもお客様の要望する視界は千差万別。取り付け場所も、また異なります。

写真に撮るのは難しいですが、実際には、私が車両の中、作業者が外で、それぞれ位置を確認しあいます。

アラウンドカメラとしての適切な位置

取付が可能な位置

そして取付後の内部処理、見た目が美しくなる位置

三つの条件がしっかり揃って初めて穴あけに進むことが可能です。

何回やっても、この穴あけは緊張の一瞬・・・

それぞれのカメラが定位置に取付けられたら、いよいよ設定です。

取付作業もかなり時間がかかりますが、設定も負けず劣らず。

なお、モニター位置は事前に打ち合わせ済み。

設定作業のためには、カメラが適切な位置にあることと、モニター、ボタンが適切な位置にあることが条件です。

カメラはともかく、モニターはどこでもいいのでは?

鋭い質問ですが、設定が終わったら一気に最終作業に入っていきます。

この時点で

設定画面が見やすい=運転中に見やすい

そう思える位置をハッキリ決めておきたいところです。

設定作業は工場を閉め切っておこないます。

理由は三つ。

車体への光の反射、映り込みを極力なくすため。

キャリブレーションシート(白黒の布)を車体に対し、決まった位置に設置するのがマスト、ずれないようにするため。

工場にうつ伏せになり、正規位置を見定める私を見られないため。

三つめは冗談半分、本気半分。

側道の人から見たら、完全にヤバい人、地域の目もありますからね。

試行錯誤中の写真。

いつぞやのブログでも書きましたが、何度も何度も設定と確認を続けると、二次元と三次元の境目が良くわからなくなってきます。

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境目が分からなくなった時のやつ。

今回の点検は夜に行います。

単純に朝から設定してたら夜になっただけなんですが、季節柄暗くなる時期は、夜の点検もできる限り行います。

昼間、問題ない視界も夜になると違和感を覚える可能性もありますからね。

光の境界線は、カメラ視界の境界線

概ね問題ないですが、アラウンドではギリギリ側溝の上なのに、現実には少々開きがあるように思えます。

要改善ですね、明日。

実際に駐車します。

全く見えない車体左側を実際のカメラで見る視点。

俯瞰してみる視点それぞれ確認。

問題なさそうですが・・・

残念ですが、車体がかなり左に寄っています。

私の駐車が下手なわけではないですよ!!

明日設定をやり直します。

決まった・・・

ばちーん!

いやぁ気持ちいですねぇ。

何度も言うようですが、私の駐車スキルの問題じゃないですよ!!

心配していたサイドカメラの見た目も悪くないですね。

そこまで目立っていません。

一台一台異なるアラウンドカメラの取付、設定。本当に大変なんですが

完成した時、とっても気持ちがいい作業でもあります。

サイドカメラやデジタルインナーミラー、コーナーセンサーなど駐車時に便利な部品はたくさんありますが、アラウンドカメラはそれらの中でも王様。

ぶっちぎりに大変ですが、確実に便利かつ改善できる部品なんです。

この取付は、お客様の安心に絶対つながった!という確信が、気持ちよさの一因なのかもしれないですね。

ご依頼、ありがとうございました~

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