三連投ブログです。これもまたエアコン修理。
取付依頼を頂いたお客様ともよく話すのですが、長い車人生の中で一度もカーエアコンが壊れたことがない人もいます。
どちらかというと、壊れる人のほうが珍しいのかも?
私はこの職業なので、カーエアコンは壊れて普通と思っていましたが、認識を正して。修理しなければいけない人に寄り添った提案ができるようにならないとですね。
さて、こちら。高級車でございます。

クラウンアスリート。国産高級車といえば、レクサスもそうですが、やっぱりクラウン。
セルシオか、クラウンか。セルシオという名前がなくなった今、私はやっぱりクラウンという名前に威厳を感じます。
前回はN-BOXのエバポレータ交換を投稿しましたが、基本的な作業内容は同一。
ダッシュボードをすべて外して、エバポレーターを交換する。言葉にすれば、それだけ。
たったそれだけを施工するのに、どれだけのパーツを外さなくてはならないのでしょう?

高級車だから、整備性は悪い。
なのに部品代は高く、なのに部品自体は脆い、というか変形に弱い。
材料が良いからなのか、剛性が良いからなのか。
どちらにしても大衆車と高級車では同じ作業でも、まったく別の心遣いが必要です。

ここまで外しても、道半ば。
ヒーターユニットごと外さなくてはエバポレーターまでたどり着くことはできません。

ようやくたどり着く。

こう見ると、損傷も中々。
エキスパンションバルブも若干のつまりがあり、安心した次第。
安心するんですね。
もちろん部品交換後は、今まで外した全ての部品を元に戻して、修理完了です。
作業は常に往復。片道切符ではないんです。
ご依頼ありがとうございました~