フリードにルーフクーラーとサブバッテリーシステム、そして全面防音断熱施工で車中泊仕様車に生まれ変わってもらいましょうか!第3話

今回で完成となります。

前回、前々回と防音断熱と並行してルーフクーラー取付を進めてきました。

わざわざ三回に分けなくても、検討とか、考えとかをざっくり掲載するだけなら一回でも投稿できるんですが

それもまためんd・・・ゲフンゲフン

なんていうか、一つ一つの作業それぞれ、何らかの思いと苦労があったんですよ、みたいな。そんな形でのブログにしたかったんですよね。

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今回はいよいよバッテリーシステムに着手して、一気に完成までもっていきます。

前回ルーフに固定したルーフクーラー。

何はともあれ、気になるのは、雨漏り

屋外駐車の場合は365日風雨にさらされ、集中豪雨などの可能性もありますので容赦なく水をかけます。

もちろんジェット。

ケルヒャーだとコーキングが剥がれちゃいますので、あくまでも常識の範囲内で。

点検するのは接合部だけではありません。

ルーフクーラーの「水の逃げ」も確認が必要。

言及されることは少ないですが、車の部品の場合、一瞬強い雨に当たるよりも、水が溜まるほうが問題が発生しやすい。

というのは、旧車を修理してる板金屋さんから聞いた受け売り。

多少の雨漏りより水が溜まって生まれる錆のほうが怖いらしいんです。なるほど~

ちょっとこの件とは関係なさそうではありますが、逃げがないより、あるほうが良いのは間違いない。

さぁ、ルーフクーラーの耐水実験が終わりましたら、本格的に電源システムに着手していきます。

すでにほとんどすべての内装が無い状況ですから、幾分作業がしやすいとはいえ。

配線作業は車両全域にわたりますから。油断はできませんよ。

お客様が普段使用しているイレクターパイプのベッドキットに合わせてバッテリーシステムをどこに置くか、検討します。

バッテリーは定番SOK製の200Ahリチウムバッテリー。

それに走行充電器はNewera製を組み合わせます。これも定番です。

どちらも電話のレスポンス良く、故障も少ない優等生。

電源システムは際立った個性より、安定さを好むのが今尾電機。とはいえ、際立った個性が嫌いなわけではないですよ。

何事もケースバイケースなんです。

外部電源の位置は、事前に打ち合わせ済みなので、ここからは作戦を切り替えます。。

いのちだいじに、から、ガンガンいこうぜ。

MPの消費は気にすんな、イオナズンだ。

ダウンライトの配線も済ませ、ルーフ材、オン。

当然ルーフクーラーも、オン。

きましたねぇ~

まだ電源が完成してませんが、既に完成後の雰囲気は掴めました。

つるっとしたエアコンの材質が、良く似合ってますね。

今回はいつもの調光ダウンライトではなく、単純なオンオフでのダウンライト制御。

さらにナビのサブバッテリー配線、後で紹介しますがUSBなどもあり、スイッチ制御が多々。

そこで久々に・・・

集中スイッチパネルをインストール。

見た目が良いのはもちろん独立したヒューズをパネル内にもっているので、配線整理にも一役買います。

仕上げ段階。

長かった・・・

ついに完成。

サブバッテリーシステムは特に箱で覆うわけではなく、簡易的に設置。

あとあと囲いのようなもので、囲うもよし。スペース重視で手を入れないのも、一手。

リチウムバッテリーが横に寝ていますが、SOK含め、だいたいのリチウムバッテリーは横置き対応です。

なぜか知られていない気がしますが、本当に対応ですよ。SOKさんに確認済みです。

背の高いリチウムバッテリーも寝かせれば省スペースに見える不思議。

改めてルーフの様子。

通常のボックスタイプ、横長タイプより圧倒的に省スペース。出っ張りも控えめ。良いんじゃない?

冷えの評価は別にして、室内のインテリアとしては全然違和感ないです。

おもいっきり手書き。付属シールもあるけど

スイッチパネルの構成は写真の通り。

奥から

ナビサブバッテリー駆動

ダウンライト左右オンオフ

USB電源オンオフ

エアコン間接照明オンオフ

大定番のナビサブバッテリー配線。サブバッテリーでエンジンオフ時もナビを操作することが可能です。

テレビや音楽のためだけかと思っていましたが、最近お客様から、目的地設定の時にも便利と聞いて、評価を改めた次第。

USB電源のオンオフは、そのままですが、取付位置がちょっと特殊。

助手席側のピラー下部に埋め込み。
目立たないでしょ?画面中央の黒いやつ。

単独電源供給なので、USBを電源とする部品のほとんどが使用できます。

ごめんなさい、自分はこの位置にUSBを取り付ける有効性が、あんまりわからなくって。

でもお客様には人気のポジションです。

スマホの充電とか、ライトとかに使うんでしょうか・・・

あと、エアコン間接照明について。

せっかくなので、ダウンライトもON。

実は今回。ルーフクーラーが天井に付いているんだし、間接照明みたいになったらかっこいいかな。

と思いまして。よくわからないルーバー(細かく空いた空洞)がありますし、そこから光を漏れ出させるように。

組み合わせてみました。

単純に室内側ルーフクーラーにLEDバーを取り付けただけなのですが、まぁまぁそれっぽくないですか。

取り付け時の季節は、夏。

残念ながら日没のころには営業終了しているため、夜の使い心地はあまりわからず。

なんかUFOみたいです。

外部電源ソケットは、フリードの定番位置に。

この位置の何が良いって、車体とは関係がないこと。

なんせ、ただの「蓋」に取付けているわけです。
バンパーやドアに取付けた場合、位置変更すると、その穴を埋めるのは決して容易ではありません。
その点、ただの蓋ですから、いくらでも取り返しがつく気楽さに加えて、見た目もそれっぽくてお気に入り。

最後に外装の見た目を。

フリードの色が白色なのも相まって、実に違和感なく。

美しい外見です。

ゴリゴリのカスタマイズ雰囲気ではなく、程よくカスタムされた雰囲気を感じます。

人それぞれご意見ありましょうが、私は、好きです、この見た目。

さて、長かったルーフエアコンフリードもついに終了です。

他のルーフクーラーより、リスクもあり、施工難易度も高いルーフクーラーなんですが。

それでもハイエースやN-VANなどの車中泊定番車ではない、普通の乗用車をキャンピングカーにしたいお客様に応える最終手段として、今もルーフクーラーは控えベンチにいます。

そして何より私は、普通の乗用車で旅をするオーナーを応援するのが好きです。それは私もそういうオーナーだから。

ローバーミニにルーフクーラーを取付けることはぶっちゃけ絶対無理ですが。

最終手段としてのルーフクーラー、よかったら検討してみてくださいね。

ご依頼、ありがとうございました~

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