後編:ハイエースキャンピングカーにアラウンドビューモニター取付!前後左右四点カメラで、死角Good-bye。

前回は、主に取付における苦労を挙げてまいりましたが、実際の視点はどうなのか。問題は解消されたのかを見ていきましょう。

今回の主問題:助手席側の視界が極端に悪く、巻き込みが心配

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このブログでは当然、うまくいった状態の視点が多いんですが、この「うまくいった状態」にたどり着くまでに何度となく再設定を繰り返してます。

全然関係ないですが、3分クッキングとかの料理番組も実は失敗した例がいっぱいあるんじゃないかな、と。盛り付けちょっとミスったとか、玉ねぎの色が悪いとか。そう考えると料理番組、泣けます。(?)

さて、そんなこんなで何度かの設定作業を終えたハイエース。

今回は写真多めで行きます。

前提ですが、アース電機様のアラウンドカメラは視点が20種類以上あり、その中からお客様の好みにあった視点を選んでおります。

アラウンド視点+リアカメラ視点

通常時の画面。

特にリバースギアやウインカーを出していないときはこの画面となります。

少しわかりづらいので、車を前に出して、リバースギア、つまりバックしてみます。

上から見下ろすアラウンドカメラと、もともとついていたナンバー付近のリアカメラ

ナンバー付近のリアカメラを取ることもできるのですが、こう見るとそれぞれ上手く補完しあっています。

どちらかというとアラウンドカメラはざっくりと大らかな視点、リアカメラのような単視点カメラは距離感をつかみやすい限定的な視点。

どちらがいい、悪いではなく、そういうモノです。

どちらがいいかはお客様の要望によりけり、というところでしょうか。

次はお客様が一番不安がっていた助手席側の視界を確認します。

車両はこのように今尾電機の玄関近くに。

丁度スロープのあたりが、巻き込みの不安点、例えば横断歩道のようなものと想定しています。

実際に運転席から見た視点。

そもそも逆光で見えてないのは、愛嬌です。

スロープはもちろん、かなり視界は悪いです。伝わってください、逆光ですいません。

左ウインカーを出してみます。

アラウンド視点+左サイドカメラ視点

上から見下ろした図で、スロープとの距離感が。

左サイドカメラ視点で、そこに何があるのか、がよくわかります。

実際には人が立っていたんですね。冗談抜きで、この人、運転席からは見えてません。

結構怖いですね、そう考えると。

これで横断歩道が見えないというのはないはずです。

あえて言うなら、対象物の「高さ」はちょっとわかりにくいですね。

その情報が必要かどうかは現時点では不明ですけど。

バックして、駐車。

うーん、なにやら左側の白線が現実より車体に寄っている気がするな

テンションダダ下がりの作業者

再設定か↓↓↓

(次の日の)アラウンド視点+左サイドカメラ視点
アラウンド視点+右サイドカメラ視点

今度はさっきよりも現実に即してますね。

アラウンドカメラ、アラウンドビューモニター、最強のリーサルウェポンだとは思いますが、カメラ界の最強であって最高なわけではありません。

???「たかが最強程度で 最高に勝てるわけがねーだろうが」

最高な部品ってめっちゃ難しいですよね。実際お客様からもよく、「ベストなのはなんですか?」と問われるのですが、一番回答に困ります。

今尾電機の作業どうこうじゃなく、最高=100%と捉えるならこりゃもう三次元では無理です、多分。いやもう、ベストってもしかしたら悪かもしれませんよ。

私の考えるベストって、他の人からしたら最悪かもしれん。

目玉焼きには塩だと確信してますが、私の母は醤油です。だからといって、どうこうありません。でも塩です、私のベストは。母は塩をかけるのは嫌いらしいです。なんでやねん、最高やろ。みたいな

今回は、お客様との打ち合わせから生じたベターな選択肢がアラウンドビューモニターだっただけかもしれません。

なので、お気持ち、ちゃんと聞かせてください。少なくともお客様にとってのベター(限りなくベストに近いといいですね)を追求できたなら、素晴らしい作業です。

長々と失礼しました。

そういえば、こちらのハイエースも最初はサイドカメラの話から始まったんでした。打ち合わせをして、結局アラウンドがいいね、となったわけでしたね。

提案って、ほんっとに難しいです。

それでは~

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