配管見えない、スペアタイヤ外さない、既設家具加工しないの超ハード条件で後付12Vエアコン取付に挑戦!

皆様お世話になっております。

来週は梅雨の中休みという報道です。先週入ったばかりなのに、もう中休み。

中休みの暑さは不快感マシマシなのでなるべく早く過ぎ去ることを願います。

さて、今回の取付は後付12Vエアコン、クーラーの取付。

表題にもある通りのご要望をお客様から頂戴しました。

お客様

今のレイアウトをそのまま使いたい。冷えは犠牲にせずに。

お客様

スペアタイヤは安全上、外したくない。

お客様

配管が見えるのは極力避けたい。見た目最重要!

な、なるほど・・・(;^_^A

この記事を読んでいる方の半分くらいはすでにご存じだと思いますが

後付12Vクーラーの基本条件は大きく三つ。

条件ひとつめ

位置指定は不可。車体加工は避けられない

条件ふたつめ

スペアタイヤは室外機の関係で取り外し

条件みっつめ

配管は見えてしまう

これら三つの条件全てにNOを提示された今尾電機。

(戸惑いと不安が入り混じった顔)

無理でしょ・・・?

とにかく考えよう。やってみて無理なら説明しよう。

お車はハイエースのRadish(ラディッシュ)。

詳細な室内レイアウトは省きますが、窓枠以外の隙、余剰はまったくなし。

加えて窓枠には素敵なカーテンがあります

この室内の使い勝手を無駄にしたくないお客様の気持ちもよくわかる。

今回の取付の参考になったのは、こちらの作業実績。

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恐らく違うメーカーですが、内装すべてにファブリックが貼られている点は似ています。

このファブリック材のむずかしさが、これ。

これ以上は剥がせない

糊付けされているため、無理な剥がしは、生地の「よれ」を生んでしまいます。

金具を取り付けるにしても、充分な強度がある場所を探す必要があるのに、ファブリックのおかげで難航を極める

後付の難しすぎるところでございます。

「見た目を追求する」
「強度も追求する」
「両方」やらなくっちゃあならないってのが「今尾電機」のつらいところだな
覚悟はいいか?オレは

はい、そこまで~。全国のジッパーファンにきれられますよ。

段ボールで型を取り、木材を切り出している様子。

何をしようというのか。

試作一号

こ、これは・・・

なんということでしょう(某TV番組のナレーション風に)

既設の家具と(ほぼ)面を同一とした美しさ。

消えた配管

家具の加工は全くなし

それでいてスペアタイヤは外さない

前回の作業を超えるクオリティで、見事期待に応えました。

珍しく言い切りの文ですが、お客様のご要望を三段跳びに超えた作業となりました。

後付とは思えないでしょう。いっそのこと純正といっちゃってくださいませ。

カーテン含めて変化なし。さらに圧迫感もない。

一つ一つの作業がお客様のご要望を基にした作品ですが、今回のは、かなり×2上手くいった事例。

作業後の点検中も、作業者と私、笑顔。

お引渡しが楽しみでなりませんね、こういう時は!

(エアコン周辺と車体下を見つめるお客様)

お客様

どうなってんの、これ(笑)

ご依頼、ありがとうございました~!

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